通勤時や運動中に音楽を聴くためのワイヤレスヘッドフォンとして、Samsung Galaxy Budsを6か月間継続して使用してきました。そして、とうとうこのレビューを書く準備ができました。
はじめに、このGalaxy Budsは競合他社が提供するワイヤレスイヤホンよりもずっと小さかったので、この製品を購入した後の私の第一印象は非常に良いいものでした。
また、充電ケースは競合他社よりも小さく、ポケットに入れても邪魔にならないサイズとなっています。
Galaxy Budsを購入した際、6時間という長いバッテリーの寿命とワイヤレス充電機能にも驚きました。品質やデザインが素晴らしいので、最初はこのヘッドフォンにとても満足していました。しかし、しばらく使用しているといろいろな問題が発生して、欠陥のある製品を購入してしまったと思うようになりました。しかし、Samsungが複数回ソフトウェアをアップデートすると、それらの問題の多くが修正され、Galaxy Budsがより良い製品になっていると感じています。
金額に見合うか
Galaxy Budsはお買い得品であり、現在では発売から時間が経っていることに加えて、XiaomiやAmazonなどからもワイヤレスイヤホンが製造されているため、Galaxy Budsの値段はさらに下がっています。
そのため、今この製品を購入するのであれば、6か月前に私が購入した時よりもずっとお得です。2つの内蔵マイクやタッチボタンが無くても、小型ケース、小型イヤホン、ワイヤレス充電の組み合わせは、素晴らしいといえます。
使用感
私のように耳が小さく、競合他社の製品を使用した後に耳が疲れる場合、あなたにGalaxy Budsが向いているということができます。これは競合他社の製品よりも小さく、5時間続けて使用しましたが、その後に耳が痛くなることはありませんでした。
Samsungは、人々の耳のサイズが異なるという点に着眼し、耳の大きさやどれくらいの強さで耳にフィットして欲しいかによって使い分け
ることができる3種類のラバーフィン(ウィングチップとも呼ばれます)を用意しました。また、すべての耳のサイズに適応する交換可能なイヤーチップも3ペアあります。
さらに、イヤホンはケースから簡単に出し入れすることができ、磁気ロック機能があるため充電に不便を感じることはありませんでした。
特徴
このイヤホンが持つすべての機能を見ると、Samsungがその小さなイヤホンに可能な限り多くの技術を詰め込み、イヤホンとケースを耐久性があり使いやすいように設計していることがすぐにわかります 。
イヤホンの機能で、下記のものが特に気に入っています。
- 4種類のタップ機能–Samsungは4種類のタップ機能を備えたこのイヤホンを製品し、Androidアプリケーションを使用して、操作をすることができます。ワンタップ、ダブルタップ、トリプルタップ、ロングタップがあります。
- 音楽再生の一時停止–これは、耳から片方のイヤホンをとって友達と話しているときや、耳から落ちてしまったイヤホンを探している時に、音楽を一時停止する便利な機能です。
- イヤホンの捜索機能– Samsungは、イヤホンをケースから出して紛失してしまった際に、イヤホンを捜索することができる機能を付けました。Galaxyウェアラブルアプリケーション内に、驚くほど大きな音をイヤホンから再生するスイッチがあり、これによって簡単に見つけることができます。
- 外音取り込み機能–最後の機能は、外部マイクを使用して音を取り込み、周囲の音を聞き取りやすくする機能です。この機能は便利なように思えますが、あまり使用していません。
技術
すでに最も注目すべき機能を紹介したので、ここでは知っておくべき技術的側面について説明します。
- 13時間バッテリー–これらのワイヤレスヘッドフォンには、イヤホン自体に6時間の再生時間が組み込まれている他、充電ケースに7時間の充電が追加されています。このバッテリーは十分で、私は充電切れになったことがありません。充電ケースの7時間の充電は競合他社よりも少ないという意見もありますが、毎日の使用でこれ以上のバッテリーの必要性を感じておらず、かさばるよりも小さな充電ケースの方がいいと思います。
- 2つの充電オプション– Samsungは、USB Type-Cとワイヤレス充電器の2つの充電方法を用意しました。私の経験では、Type-Cの充電器を使用すると、約90分で0%から100%まで充電できます。ワイヤレス充電器では、約180分かかります。私の経験からは、これは毎日の使用において十分な速さといえます。また、両方のバッテリーを完全に使い果たした場合、Type-C充電器を使用すると、わずか10分で約1時間の音楽再生が可能になります。
- 防水性能IPX規格–Galaxy budsを初めて手に入れたとき、IPX2の防水評価しか持っていないことにショックを受けました。つまり、毎日の使用で最小限の水分にしか耐えられないということです。私はランニングが大好きで、10または20キロメートル走るときは汗をかくので、ヘッドフォンが壊れてしまうのではないかと心配になりました。しかし、500キロメートル以上走った後でも汗、そして雨でさえ問題ないと言うことができます!
- 充電インジケータ–ケースにはケース自体の充電量を示すLEDインジケータがあり、ケースを開くとヘッドフォン自体の充電量を示す別のインジケータがあります。3つのライトがあり、赤はバッテリー30%未満、黄色はバッテリー30〜60%、緑はバッテリー60%以上を意味します。このライトインジケータはシンプルでわかりやすく、正直なところ、これまで赤は数回しか見たことがありません。
- Samsungアプリ–最後に伝えたいのは、Samsungアプリです。イヤホンを購入した後、私はSamsungが充電レベルを確認したり、サウンドイコライザーを変更したり、前述のタッチ機能を変更できるアプリを作ったことに驚きました。通知から外音の感知まで、アプリケーションには多くの機能がありますが、私の日常の使用では、それらをいじることは一切ありません。
欠点
これまでのところ、このレビューはすべてポジティブな内容でしたが、もちろんいくつかの欠点があり、これらを伝えない限り私のレビューは完結しません。すべての面で完璧な製品はなく、galaxy Budsも例外ではありません。以下が欠点のリストですが、Samsungはソフトウェアのアップデートを継続的に行っているので、これらの問題は時間とともに改善されていくことでしょう。
- Bluetoothの切断-イヤホンを購入した時、イヤホンが携帯から切断され、再接続に5〜10秒かかりました。最初はこの問題は少なくとも週に1回は発生していましたが、数回のアップデートの後、少なくとも2か月間は切断されることがありません。
- 音質–このヘッドフォンの最も残念な点の1つは、音質です。私は音の専門家ではありませんが、ヘッドフォンの音質の良し悪しは判断できます。Galaxy budsの音質は平均的です。もちろん、イコライザーは多少役立ちますが、それでもSamsungがBOSEと提携した製品であれば、より良い音質を求めます。
- マイクの品質がひどい–その平均的な音質に加えて、最悪なのはマイクです。 Samsungは2つのマイクを設置し、1つはヘッドフォンの外側に、もう1つは耳の内側にあります。初めてイヤホンを使用した時、音声通話をしているときに誰も私の言っていることを理解できなかったので、音質がどれほど悪いのか驚きました。アップデートにより状況は幾分改善され、少なくとも静かな場所ではマイクの品質はまともです。しかし、家を出て、イヤホンが自動的に内部マイクに切り替わると、まるで私が水の中で話しているかのように聞こえます。
- サウンドの同期の問題–私が気づいた最後の問題は、両方のヘッドフォン間の同期の問題です。時々音楽を聞いている時に、一方のイヤホンがもう一方のイヤホンよりも数秒早く音楽を再生することがあり、これを修正するために曲を停止してもう一度再生する必要があります。また、この問題は最初の2か月間に頻繁に発生しましたが、現在は継続的なアップデートの後、少なくとも1か月はこの問題が起きていません。
これらすべてをまとめると、私はこれらのGalaxy Budsヘッドフォンを6か月以上使用した感想として、運動または運転の際のヘッドフォンとしておすすめできます。もちろん、他の製品と同様に、あちこちにいくつかの問題があり、ワイヤレスヘッドフォンで電話をかけたい人にはこの製品はおすすめすることができません。しかし、私の意見では他のすべての人にとっては、現在の市場において最も優れている製品だといえます。
PS:私はこれらのBlack Galaxy Budsを自分のお金で購入したので、公平なレビューとなっていると思います。