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MIDIキーボードとは?
MIDI(Musical Instrument Digital Interface)とは電子楽器で演奏したデータをデジタル転送するための規格のこと。
そして、MIDIキーボードとは作曲ソフトに入力するための機材で、作曲をする際などに使用します。テレビゲームでいうコントローラーというとわかりやすいでしょう。
マウスでクリックするのではなく実際に鍵盤をたたいて音を入力することができるので、簡単かつ確実に作曲作業を行うことができます。
MIDIキーボードは電子ピアノに似ていますが、基本的にはデータを入力するためだけのものなので、音源自体は搭載されていません。そのため、比較的安い価格で購入することができ、気軽に作曲を始めてみたい、という人におすすめのツールです。
MIDIキーボードの使い方
まず、MIDIキーボードを購入したらMIDIキーボードに付属のドライバがあるかどうかを確認しましょう。これがある場合は、まずはドライバをパソコンにインストールをする必要があります。ドライバがない場合はこの手順はスキップします。
次に、MIDIキーボードをUSBケーブルなどを使ってパソコンに接続し、DAWソフトを起動しましょう。
そして、トラックを作成しMIDIキーボードを叩けば準備が完了し、音をならすことができるようになります。
MIDIキーボードの特徴
MIDIキーボードと似た製品には電子キーボードがあります。一見同じ見えるように2つの製品ですが、電子キーボードには音源がついていて、MIDIキーボードにはついていない、という大きな違いがあります。
また、電子キーボードでは、61鍵以上のものが通常ですが、MIDIキーボードは25鍵など小さめのサイズのものが用意されています。そのため、用途によって使い分けることができるのがMIDIキーボードの特徴の1つです。
MIDIキーボードのメリットとデメリットは?
MIDIキーボードのメリットは音楽的に作曲ができるということです。パソコンのみでも作曲はできますが、キーボードとマウスを使うだけでは事務的な作業になりがちです。また、1つ1つの音をクリックしなければいけないので、どうしても作業に時間がかかってしまいます。
しかし、MIDIキーボードを使えば実際に演奏をしている感覚で作業ができるため、よりスムーズに、そして表現力を高めつつ作曲作業をすることが可能になります。MIDIキーボードを使用した場合、作業スピードが3倍~5倍になるともいわれており、大きな時間の節約となります。
デメリットとしてはパソコンに大きく依存しているということを挙げることができます。ソフトが重いとパソコンの操作が遅くなってしまったり、ソフトが落ちてしまったりなど、パソコンの性能によってはスムーズに利用できないことがあります。
また、パソコンによっては音質が悪いということもあるでしょう。そのため、電子キーボードより音質が劣ることも少なくはありません。
MIDIキーボードの選び方は?
MIDIキーボードの鍵盤は25鍵~88鍵まで様々なサイズのものがあります。ピアノを弾いている感覚を味わいたい人は最大の88鍵、持ち運びをしたいという人や手軽に作曲をしたい人は25鍵か32鍵などコンパクトなものを選ぶといいでしょう。
また、小さい鍵盤数だからと言って、その音しか出せないということはありません。MIDIキーボードではオクターブの切り替えができるので、好きな音の高さで演奏することができます。
次に、MIDIキーボードに搭載されているツールも判断要素になります。MIDIキーボードには、リボンコントローラー、多目的スイッチ、ツマミなど多様なツールが搭載されているものがあるので、必要なツールが備わっているものを選ぶようにしましょう。
最後に接続方法ですが、MIDIキーボードは有線と無線のものがあります。USBケーブルによる有線接続が主流ではありますが、最近は、BluetoothタイプのMIDIキーボードもリリースされています。作業スペースが限られてたり、PhoneやiPadで音楽制作をしたりしたい場合には無線のものがおすすめです。
また、作曲作業をしているとパソコンのUSB端子が足りなくなることもあります。そんな時に無線接続ができれば不便なく作業をすることができます。
MIDIキーボードの使いこなし方
MIDIキーボードだけでは満足できない、という人いうはオーディオインターフェイス、ヘッドホン、モニタースピーカーなども用意しておくとより本格的に作曲作業に取り組むことができます。
ただ、どの製品も割と高額ですべてを一気に揃えるのは予算的に少し厳しいこともあるでしょう。そんなときは、まずはヘッドホンだけでも購入することをおすすめします。特にノイズキャンセリング機能が付いたものや、音質にこだわったものなどがDTMには向いています。